エビングハウスの忘却曲線の問題点

武田塾広島校から次のような説明があります。

今日は、あの有名なエビングハウスの忘却曲線の致命的な問題点についてです。

ここで言いたいのは、エビングハウスが行った実験に問題があるわけではありません。

科学的なデータであり信じるに足るものです。

では、エビングハウスの忘却曲線とは、どんなものだったでしょうか。

19世紀から20世紀初めのドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行ったあまりにも有名な実験データです。

無意味な音節(アルファベットの羅列)を記憶して、時間の経過によってどれだけ忘れてしまうかという研究をしたといわれている。

彼の研究結果をグラフにしたものがエビングハウスの忘却曲線といいます。

エビングハウスの実験によれば、覚えた事を20分後には42%忘れ、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1ヶ月後には79%忘れると言う事を有名な先生方がご自分の著書で述べられています。これを覚えておいてください。

まず、最初に問題だと思うのが、この実験が無意味な音節を記憶したものだということです。まさに棒暗記のデータということです。

実際に覚えるものは、無意味なものではないことが多いですし、興味があるとかないとかでデータは変わるのは間違いありません。

いえることは、棒暗記のデータでなければ人の能力の差というのが判断しにくいので、そういう意味では、棒暗記のデータを研究したことの意味は大きいです。

エビングハウスのこのデータで、人間の脳の忘れるということの能力の差はなく、人間は1度覚えただけでは忘れる確率が非常に高いということがわかります。

最大の問題点が、この忘却曲線が1時間後には56%忘れと言うように、忘却率を表していると一般的に誰もが述べていることです。

大きな間違い

しかし、これは節約率を表しているものなのです。

節約率とは1度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合である。

式で表すと

(節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)

(節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)例えば、最初に覚えるまでに10分を要し、20分後に覚えなおすと4分を要したとする。

この場合、覚えなおすのに最初と比べ6分節約した事になる。すると、節約率は6(節約された時間)悪10(最初に要した時間)=0.6=60%となる。

また、最初に覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚えなおすのに22回要したとする。

この場合、最初に比べ18回節約した事になる。すると、節約率は18(節約された回数)悪40(最初に要した回数)=0.45=45%となる。

注意すべき点は、エビングハウスの忘却曲線のグラフは節約率を表しているだけに過ぎず、記憶量を表しているわけではないということである。つまり、20個の単語を覚え、1日が経過すれば、そのうちの74%に相当する15個の単語を忘れているというわけではないということである。

記憶してから1日のあいだに急激な忘却が起こるが、その後の忘却は緩やかに起こる。

この実験で使用されたのは相互に関連を持たない無意味な音節であり、学問などの体系的な知識では、より緩やかな忘却が起こると考えられる。

いろんな本やネットなどで、エビングハウスの忘却曲線が紹介されていますが、ほぼ、全部が間違った解釈をしています。

節約率なのだから、

20分後には節約率が58%であった。

1時間後には節約率が44%であった。

1日後には節約率が26%であった。

1週間後には節約率が23%であった。

1ヶ月後には節約率が21%であった。

ということなのです。

反復学習のタイミングなどで、忘れるころに復習するのが1番良いということで、半分忘れた頃が良いでしょう。とかで、1時間後には56%忘れるのだから、2度目の復習は1時間以内が理想と言う事が本などで書かれていますが、そんなことは全く根拠がないということがわかります。

確かにいえることは、エビングハウスの実験は科学的なデータであり、信じるに足るものだということ。

人間は1度覚えただけではかなりの速度で忘れるということ。物覚えのいい人とそうでない人はいるが、忘れることに個人差はないということ。

1度では忘れてしまうので、何度も何度も復習をすることが大切だということ。

1度覚えたことを復習するときの労力はかなり小さくなるということ。

意味にこだわった覚え方をすれば忘れにくいということ。

1度では、どうせ覚えられないのだから何回も復習するものだと思って、勉強することが大切です。

何回も復習する時間の確保が必要です。

英語の場合はネイティブを真似、そしてフィードバックで修正します。修正する事で発音が良くなります。良くなる事は発音が楽になり、覚えるのも楽になります。

これはディープラーニングと呼ばれる学習方法で、反復練習が覚える目的と言うより、スキルの向上を目指すので学習が楽しくなります。

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