言語と音声一覧

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Globish は実用的か

2010年のニューズウィーク日本版6月30日号の特集にグロービッシュ(Globish) があります。 グロービッシュ(Globish) とはグローバルに適応した簡易型イングリッシュの事で。世界で英語がいろいろな所ではなされ、お互いに伝わりやすい、平易な表現を生み出した、というのです。 ”かつて正当なイギリス英語から「より民主的な」アメリカ英語に移行し、今度は世界の誰もが使える新しい道具になるだろう”と言い...

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音声を文字で記述するのは不可能

例えば日本語の「パンダ」の発音を文字で記述しようとすれば次のような非常に長い説明になります。 幼時の早い時期に習得される音の発音では、口唇を閉鎖し、軟口蓋を挙上し、舌を下顎につけておき、肺からの呼気を口腔にとどめておきます。一気に口唇を開いて、呼気を破裂させます。 子音のの一つの音を発音するだけで、これだけの協調運動をしています。 日本語は子音と母音の組合せでできています。 子音の音につづけて...

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モーター・セオリーとミラー・ニューロン

モーター・セオリーとは人間が音声を認識する際には、音声を発声する際の筋肉(モーター)への指令を参照しているという考え方で、米国Haskins研究所のLiebermanらによって提唱されました。英語の聞き取りで最近の認知科学において人間の言葉の認知能力で身体性の記憶が重要という考えがあります。音声の認識において、相手の発音を自分が出す場合にどの筋肉を動かすかを覚えておりその記憶をベースに認識しているという考えです。発音...

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発音記号と実際の発音の違い

音声学的音素が整理され整然とされてきたのは1888年に発音記号が発明されてからです。ですからその歴史は百年ちょっとしか経過していません。つまり音を文字や記号で記述を考えたのは言語の歴史からみればつい最近の事です。発音記号が作られた段階でも音が整理された訳では無いため、苦肉の策として典型的な音を記号でしかし我々が英語を始めると英語と発音記号が同時に入ってきますので、なんとなく英語の発音と発音記号がイコールのように感じて...

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言語の起源

生物を学ぶ場合には生物がどのように発生してどう変化(進化)してきたかを詳しく勉強します。言葉はどうしてもいろいろな決り事から学び始めますが、英語を学ぶ場合にも言語がどのように発達したかを知る事は言語や音声の本質を知る重要な手掛かりになります。効果的な学習求める場合に大変参考になります。 自然言語は日本語でも英語でも語彙だけをとっても膨大で、一説によればそれぞれの言語に付き数百万語はあるのではないかと言われる程多...

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英語が話せない理由とは

英語を話したい、だけど話せない、その理由は単純明快でその音を覚えていないだけです。覚えれば話す事が可能です。聞き流す流すだけで英語が話せる訳はありません。 英語が話せないのは発音の問題でも、話す機会がないからでも、明確な目標がなりからでも、日本語が英語と違う言語であるからでもありません。特に日本人は語学習が下手でもありません。 話せないのは覚えていないから 単に覚えてないから話せないだけの事です。そして歩...

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音声英語教育の遅れている理由

英会話学習が難しい最大の理由は言語が人間から生まれ、筋肉を使って発話され、脳を使い聴覚を使い聞いているからです。生物としての人間がする行動であるからです。生物でも植物でも科学的には解明されていない事が多くあります。 文法や作文は文字を使っているためにかなり整理されていますが、しかし言語は文法や文字を基本にできたものでありませんので、どうしても体系的に割り切れるものではありません。更に瞬間的な言葉の音声を聞いても...

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音声英語と文字英語

本来は話し言葉と書き言葉は別のものです。もちろん英会話は英語の話し言葉です。言葉は話し言葉から始まりましたが、書き言葉が発明されてから徐々に話す言葉と書き言葉を一致させる規則や動きでてきましたが、現在でもこの2つには大きく違います。基本的には話す言葉は音だけで伝えるために、それ程複雑な表現には向いていません。書き言葉は書く時も読む時も時間を掛ける事ができますので、かなり複雑な事まで書けます。 しかし、話す言葉の...

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音声は変化する音のストリーム

世界的な有名な言語学の本で、Linguisticsと言う本があります。この本は、いつ読んでも内容はぜんぜん古さを感じさせません。日本人で英語を教える立場にある方には読んでおいたほうが良いと思います。なぜならば、著者たちは、過去のLinguisticsに関する文献をかなりの数読みこなしていて、そのエッセンスを本書で伝えようとしているからです。 本書は、実質20年近くかけて書かれたと考えても良い、Lingusiti...

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プロト言語から近代言語へ

現代の言葉は非常に長い間、多分今から10万年くらい前までは全体語的なプロト言語だったとおもわれます。人類は言葉の共通要素の単位である分節化によって全体的フレーズから始まった構成的発話が単にプロト言語がコミュニケーション体系を補うものとして始まったと思われます。 プロト言語から構成言語への移行は何十年もかかり、全体的発話は単語や文法規則に沿った新しい発話構造を取り入れる文化基盤となりました。さらに初期の単語群は話...

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トマティス理論

トマティス理論 とは 音にはいろいろな音があり、人間は11オクターブにおよぶ幅広い音のスペクトル中すべての周波数が誰にでも同じように認知されるわけではなく、”パスバンド”と呼ばれる、言語によって異なる優先的な周波数帯が存在すると考えているトマティス理論です。 現在のトマティスのサイトではバスバンドはほとんど言及しておりませんので、現在のトマティスではトマティス理論を取り下げた格好になっております。 ...

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英語の音声学と英語の音素について

英語学習には大変重要な音声学と音素の用語が正しく理解されていない場合があります。ウィキペディアでは音声学を次のように定義しています。 「音声言語は文字言語に先行し、より基本的なものであることは、多くの民族の歴史や人間の言語習得を踏まえれば、誰でもわかることである。音声学とは、音韻論が音素的区別とその比較・音韻史を初めとして、言語音の本質的な意味や構造など様々な問題を研究するのに対し、物理的なものである言語音の音...

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言語習得の仕組み

日本に長い事滞在する多くの外国人の日本語はあまり上手ではありません。日本に長く住んでいても日本語をディープラーニングで学習しないからです。 ダニエル・コイル氏の“才能を伸ばすシンプルな本”のキーワードの1つに「繰り返し」があります。彼は次のように言っております。「繰り返しはスキルを伸ばすためのもっとも効果的な方法である。なぜなら、脳の神経回路を高速かつ正確にするからだ。」 才能を発揮する、スキルを伸ばすた...

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第二言語習得理論(SLA)

はじめに ここでは第二言語習得理論について話します。言語を学ぶ場合に母語である第一言語と第二言語の習得は違うのではないかと言う理論です。ではその第一言語と第二言語の習得がどう違うかを説明します。 1.なぜ問題になるか 英語学では母語を第一言語、そして次の言語は第二言語と呼びます。多くの場合に第二言語は大きくなってから、つまり臨界期を過ぎてから学習する場合が多くなります。 第二言語習得と呼ぶのは...

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事例基盤

言英語を言語として捉えた場合に、言語とはどのようなものでしょうか。 言語モデルに関する分類を説明します。 1.用法基盤モデル 英語を科学的にかつ効果的に学ぶためには言語システムの特徴や性質を知る必要があります。言語システムを良く知る事によって効果的な学習が明確になります。 言語をモデルとして捉えると、学校の教育では言語モデルを文法等の使い方を学ぶ用法基盤モデル(Usage-based Mode...

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ホールランゲージ

言語教育では、米国に「ホール・ランゲージ」というアプローチがあります。1980年代の後半から始まった言語教育の理論と各種の実践方法が存在します。日本でも多くの賛同者がおり、実践されています。ホール・ランゲージはどちらかと言えば純粋な言語理論というよりは、学習者の実態や素朴な言語意識を基礎とした言語学習の基本的なアプローチと実践であります。ホール(whole)は部分に対する全体という意味であります。言語の学習は部分から...

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人間の音声とは

人間の音声とは連続的に変化する音のストリームです。その連続的な音のストリームの中に学習した錯覚で音素(発音記号)を聞いています。 極端な例を出ば、犬の鳴き声も連続的な音のストリームです。しかし、日本人には「ワンワン」と聞えます。英語文化圏の人達には「Bowwow」と聞えるそうです。この「ワンワン」と「Bowwow」が錯覚聞えた音です。「ワンワン」とWの音が、「Bowwow」とBの音が聞こえていまが、犬の唇の形状...

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長い歴史の英語は複雑な構造を持つ

我々が興味を持っている英語の歴史を紐解くと長い期間をかけ世界に広がっています。5世紀ころはわずか15万人の地域言語から何度かの変化とげ、500年前まではブリテン島(イギリス本島)とアイルランド島で話される一言語にすぎませんでした。英語の歴史はメルビン・ブラッグの「英語の冒険」と言う本にまでなって世界中で読まれる程エキサイティングな物語です。それ以上に言葉を複雑にしている要因は脳の記憶できる容量の膨大さです。しかしその...

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音声の動的要素と静的な要素

英語の音のストリームにはいろいろな情報が含まれています。大事なのは言語音のような動的要素と、個人識別情報などの静的要素があります。 人間が話す個人性の情報は音響的には何をもって判断するのでしょうか。鈴木教郎氏の研究によると音の静的な成分が個人性情報を最も含んでいると言っています。つまり音のスペクトルとか周波数などの音の静的成分が個人情報となっています。 会話音を聞くとだれが話しているか分かるのは、その音声...

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音のストリーム理論とは

オリンピック合計で銀メダル4つ、銅メダル1つをもたらした元日本のシンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチ、現在中国の代表チームの監督をしている井村雅代氏はシンクロの生命線は「水さばき」だそうです。そのためには「水を思い道理に支配する」ことが極意であると説きます。英会話も突き詰めると「音さばき」であり、「音を思い道理に支配する」ことではないでしょうか。ここでは「あるがままに聞いて」「聞いたままに発音する」ために「...