脳科学一覧

NO IMAGE

英語回路の獲得ではない

英語回路ができると英語が話せると説明する教材がたくさんあります。私はなぜ英語脳とか英語回路のような説明が使われるのか理由を探るため典型的な英語回路を生成すると言う教材の宣伝文句を調べてみました。すると次のようなフレーズがありました。「あなたの脳内でリスニング耳ニューロンがグングンと伸びていくのがわかるでしょう。」英語を大量に聞くと脳の中でニューロンが伸びつながることにより、英語脳ができるかのように言っているのです。他...

NO IMAGE

英語耳や英語喉は存在しない

英語教材や英語学校で良く使われる「英語耳」と言う用語は、より科学的な音声学とか言語学とか英語学とか脳科学の分野ではほとんど使われておりません。だから悪い事にはなりませんが、英語耳の説明もいい加減なものばかりです。良く「英語耳」の用語が使われる教材でも英語耳の定義はまちまちです。 例えば「英語耳」が獲得できると言うある教材には次のような宣伝文句が並びます。 「英語には多くの高周波や無声音が含まれています。日...

NO IMAGE

英会話学習はシングルタスク

人間は聞きながら話したり、文字を見ながら声を上げて読んだり、同時にマルチの作業が可能です。しかし学習する時にはマルチタスクでは無く、シングルタスクの方が効果が上がるようです。このような脳の研究はありませんが、実際の経験から言えると思います。 私はワープロ・オペレータのプロの方から入力を速く、正確性を高めるために定期的に入力の基礎練習をするそうです。ワープロ・オペレータであれば毎日入力作業をしている練習になりそう...

NO IMAGE

何事も習熟すれば脳は省エネに

どの言語でも言葉を話すためには多量の言葉を覚えなくてはなりません。記憶の原理を活用しても数多くの単語や表現を知らなくてなりません。そしてその音を聞いて理解してもらえる発音をしなくてはなりません。日本語だけでも膨大な量を覚えていることになりますが更に英語まで覚えるのはどうすれば良いのでしょうか。 2005年2月16日の日経新聞に東京大学の酒井氏が“英語を習熟すれば脳の活動を節約”を発表したと言う記事が掲載されてい...

NO IMAGE

英語で考える事はできない

内語とは音声を伴わない自分自身のための内言語(inner speech)であり、主として思考の道具としての機能を果たします。外言語(oral speech)とは他人に向って用いられる音声言語であり、主として伝達の道具としての機能を果たします。英語通訳が日本語に訳す場合でも最初から整然とした日本語でなく、内語で理解しています。英語を聞いた場合でも内語で理解できていれば、いちいち日本語にする必要はありません。 ある...

NO IMAGE

脳とニューラル・ネットワーク

近年の情報技術の発達に伴い、コンピュータを利用した知識情報処理が注目されています。知識情報処理とは、人間の知識をコンピュータ上に実現し、コンピュータの有効性を向上させる技術です。知識情報処理は、最近注目を集めている知的ロボットや、家電製品やエレベータなどの制御、言葉の構文解析などの様々な分野で利用されています。しかし、知識情報処理には、遺伝的アルゴリズム以外にも多数の手法が存在します。その中でも、パターン認識や様々な...

NO IMAGE

モーター・セオリーとミラー・ニューロン

モーター・セオリーとは人間が音声を認識する際には、音声を発声する際の筋肉(モーター)への指令を参照しているという考え方で、米国Haskins研究所のLiebermanらによって提唱されました。英語の聞き取りで最近の認知科学において人間の言葉の認知能力で身体性の記憶が重要という考えがあります。音声の認識において、相手の発音を自分が出す場合にどの筋肉を動かすかを覚えておりその記憶をベースに認識しているという考えです。発音...

NO IMAGE

カオス理論と脳の働き

近年の神経科学のめざましい進展の中で、神経系におけるカオスの存在が電気生理学的な解析から確認されてきました。ラットの海馬、ウサギの嗅覚システム、ヒトの脳波などの解析で判明しました。こうした生物学的見地から記憶パターンを動的なものとして、それを取り扱う動的認識ネットワークが提案されてきています。生物が行う認識では、入力は連続的なものが多く、その一連のデータ入力の中で過去の履歴を考慮しながら現在の状態を認識している現実が...

NO IMAGE

記憶の原理と記憶の技法

英語を話すためには話す言葉と、それを話すための筋肉運動記憶しなければなりません。その難しい事をあまり意識しないでできるようにならないと、会話になりませんから、母語であろうと第二言語であろうとかなりの練習が不可欠です。英会話は誰に教えてもらっても、どんな方法を使っても、どんな教材を使っても最終的には学習者が覚えなくてはなりません。発音が良くなっても覚えられないのでは意味がありません。 最も大事なことは効率良い記憶...

NO IMAGE

音声英語教育の遅れている理由

英会話学習が難しい最大の理由は言語が人間から生まれ、筋肉を使って発話され、脳を使い聴覚を使い聞いているからです。生物としての人間がする行動であるからです。生物でも植物でも科学的には解明されていない事が多くあります。 文法や作文は文字を使っているためにかなり整理されていますが、しかし言語は文法や文字を基本にできたものでありませんので、どうしても体系的に割り切れるものではありません。更に瞬間的な言葉の音声を聞いても...

NO IMAGE

脳はベイジアンネット

人工知能はニューラルネットワークで構成されていますが、脳の情報処理はディープラーニングがより効果的にできるベイジアンネットと呼ばれるものです。ベイジアンネットとは、確率論に基づいた推論を効率的に行うための技術です。脳の最も大事な機能の1つである直観と似た働きをします。 ベイジアンネットはディープラーニングで最適化を目指して学習します。そして学習した情報を必要な時に検索をして、いかに最適な情報を高速で検索すると言...

NO IMAGE

人工知能から学ぶ「英語学習法」

脳科学者の茂木 健一郎氏はPRESIDENTの 2016年3月14日号に次のような記事を書いています。 1.グーグルの人工知能 日本人にとって、英語は、永遠の「課題」のようだ。英語学習に関するさまざまな本が出版され、雑誌でもたびたび特集が組まれている。しかし、なかなか上達しない。 英語学習は、多くの人にとって、「鬼門」のようだ。 今回は、英語の学習の仕方を、少し変わった視点から検討してみたいと...

NO IMAGE

AI英会話と英会話ロボット

ここではAIを使った英会話のデバイスやサービスについて説明します。 1.AIを使った英会話 最近ではAIを使ったAI英会話や英会話ロボットやAI英会話のアプリなどがあります。共通している昨日は学習者の発音を音声認識して、それに答えるものです。中には音声認識機能を使い、学習者の発音を診断したりする場合もあります。 基本的には多くの英語表現を記憶に蓄積しており、その中から答えを返します。最大のセールスポ...

NO IMAGE

大脳生理学には英語脳は無い

日本語を介在さないで、英語を英語のままイメージや感覚を捉えて英語で理解することを英語脳と呼ぶようですが、このような非科学的な考えはしない方が賢明です。大脳生理学本でも日本語脳とか英語脳の事はまったく触れておりません。英語を理解するのは英語の音と意味を覚えておくか、英語の文字の意味を覚えているかの問題で、理屈の説明は簡単な事です。 脳の内部では別に日本語脳とか英語脳に分かれているのではありません。脳の部位にはある...

NO IMAGE

ディープラーニングのSLA

最適性理論においては言語習得を脳のニューラル・ネットワークの学習と捉えております。アプローチは違いますが、学習の考えとか、方法についてはクラッシェンの第二言語習得理論に非常に近い考えです。 言語習得の初期の段階は脳のニューラル・ネットワークの教師なしの強化学習に当たります。音声には基本となる音は並んでおりません。脳が明快な答えが無い場合にフィードバックを得て最適化する解を求める試行錯誤のプロセスが初期の言語習得...