2019年11月一覧

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リスニングとリーディングの関係

英語のリスニングが良くなるとリーディングも良くなると信じている人がいますが必ずしも正しくありません。それは第44回大学英語教育学会全国大会で入賞された大石晴美氏の研究では英語の文字の理解の仕方と英語の音の理解の仕方には多様性があるとしています。光トポグラフィで脳の血流を調べる実験の結果、英文を読む場合に英語の音と同じような認識のする人と、別の処理の方法をする人がいると言う事です。ではどちらが効率的かと言われれば英語を...

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英語ネイティブか日本語ネイティブか

英会話をなる場合に日本人か英語ネイティブかの問題もあります。これは英語の学習者のレベルにより違ってくると思います。少なくとも英語ネイティブが全ての人に教えるのに最適ではないと思います。2007年4月18日のニューズウイークの日本語版の英会話の科学でも英語ネイティブでなけれならないと言う思い込みは危険と警告をしています。 英語ネイティブが最も効果的であるのは10前の臨界期以前の子供です。音を聞いて自分で発音できる...

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モーター・セオリーとミラー・ニューロン

モーター・セオリーとは人間が音声を認識する際には、音声を発声する際の筋肉(モーター)への指令を参照しているという考え方で、米国Haskins研究所のLiebermanらによって提唱されました。英語の聞き取りで最近の認知科学において人間の言葉の認知能力で身体性の記憶が重要という考えがあります。音声の認識において、相手の発音を自分が出す場合にどの筋肉を動かすかを覚えておりその記憶をベースに認識しているという考えです。発音...

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英語リスニングのポイント

既に英語が聞き取れないのは発音がてきないからではないと説明しました。英語が聞き取れないのはその音を聞いても、自分の知っている音として思いだせないからです。単純に音を覚えていないだけの事です。しかし、問題は物理的に不安定な言葉の音を覚えると言うのは大変に難しい事です。発音ができれば済むような単純は話ではありません。日本人の英会話上級者でLとRが完全に発音できても、完全に聞き訳できる人はほとんどいないと思います。 ...

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カオス理論と脳の働き

近年の神経科学のめざましい進展の中で、神経系におけるカオスの存在が電気生理学的な解析から確認されてきました。ラットの海馬、ウサギの嗅覚システム、ヒトの脳波などの解析で判明しました。こうした生物学的見地から記憶パターンを動的なものとして、それを取り扱う動的認識ネットワークが提案されてきています。生物が行う認識では、入力は連続的なものが多く、その一連のデータ入力の中で過去の履歴を考慮しながら現在の状態を認識している現実が...

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発音記号と実際の発音の違い

音声学的音素が整理され整然とされてきたのは1888年に発音記号が発明されてからです。ですからその歴史は百年ちょっとしか経過していません。つまり音を文字や記号で記述を考えたのは言語の歴史からみればつい最近の事です。発音記号が作られた段階でも音が整理された訳では無いため、苦肉の策として典型的な音を記号でしかし我々が英語を始めると英語と発音記号が同時に入ってきますので、なんとなく英語の発音と発音記号がイコールのように感じて...

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音声を聞く時は錯覚に気付く

2006年5月29日の日経新聞で順天堂大学の北沢茂氏の研究で脳が順序を錯覚する事を明らかにしました。これは右手を左手より0.08秒先に刺激する事件を続けて、その後両手を同時に刺激すると被験者は右手を先に刺激したと感じるようになったと報告しています。これは日常生活では脳の正確な判断の邪魔になる他の刺激が多いので、刺激から受けた感覚の信号だけでなく経験を基に判断する仕組みができているため、錯覚が起きると研究グループは決論...

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英会話学習で量を前提としない

初期の段階に同質のものを大量にこなすことは大変重要です。しかしこれは基本の知識や、運動や、聞き取りのための学習のプロセスの初期の段階のみに適用すべきで、この目的を明確にしてやらなければなりません。また初期の段階で繰り返したり、量をこなしたりする場合でも単なる数字を追うのではなく、目的意識を持ってやるべきです。だから、いかなる方法であろうと単なる量を前提にした学習は正しい考えではありません。英語学習に分野はこのような量...

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言語の起源

生物を学ぶ場合には生物がどのように発生してどう変化(進化)してきたかを詳しく勉強します。言葉はどうしてもいろいろな決り事から学び始めますが、英語を学ぶ場合にも言語がどのように発達したかを知る事は言語や音声の本質を知る重要な手掛かりになります。効果的な学習求める場合に大変参考になります。 自然言語は日本語でも英語でも語彙だけをとっても膨大で、一説によればそれぞれの言語に付き数百万語はあるのではないかと言われる程多...

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英語が話せない理由とは

英語を話したい、だけど話せない、その理由は単純明快でその音を覚えていないだけです。覚えれば話す事が可能です。聞き流す流すだけで英語が話せる訳はありません。 英語が話せないのは発音の問題でも、話す機会がないからでも、明確な目標がなりからでも、日本語が英語と違う言語であるからでもありません。特に日本人は語学習が下手でもありません。 話せないのは覚えていないから 単に覚えてないから話せないだけの事です。そして歩...

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自然な英語のリスニング練習

スポーツにおいて視覚能力を高める事は大変重要ですが、視覚を鍛えるのは難しい事です。実際の運動をするのではなく、もっと効率の良い方法として視覚付加トレーニングが考案されました。これは愛知工業大学の石垣尚男氏が考えたもので、特別なゴーグルを使い、電機が流れると曇って見えなくする方法です。これは見える時間と見えない時間を0.1秒刻みで設定することができます。かけた人は目を何回も瞬きしたような感じになります。 スポーツ...

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音声英語教育の遅れている理由

英会話学習が難しい最大の理由は言語が人間から生まれ、筋肉を使って発話され、脳を使い聴覚を使い聞いているからです。生物としての人間がする行動であるからです。生物でも植物でも科学的には解明されていない事が多くあります。 文法や作文は文字を使っているためにかなり整理されていますが、しかし言語は文法や文字を基本にできたものでありませんので、どうしても体系的に割り切れるものではありません。更に瞬間的な言葉の音声を聞いても...

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音声英語と文字英語

本来は話し言葉と書き言葉は別のものです。もちろん英会話は英語の話し言葉です。言葉は話し言葉から始まりましたが、書き言葉が発明されてから徐々に話す言葉と書き言葉を一致させる規則や動きでてきましたが、現在でもこの2つには大きく違います。基本的には話す言葉は音だけで伝えるために、それ程複雑な表現には向いていません。書き言葉は書く時も読む時も時間を掛ける事ができますので、かなり複雑な事まで書けます。 しかし、話す言葉の...

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歌で覚えるのは効果的ではない

英語の歌を使って英語の練習をする方法もありますが、同じ時間を掛けるのであれば音楽無しの場合と比べあまり効果的ではありません。歌にでてくる表現も会話などで使える文章は頻度的にはあまり多くありません。 スティーブン・ミズン氏の「歌うネアンデルタール」(音楽と言語から見るヒトの進化)には、まずピンカーの「音楽はチーズケーキのようなもので、適応の副産物であり、適応自体ではない」という説に対して音楽を理解し、楽しんでいる...

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20世紀の現代的英語学習方法

.20世紀にもなると世界的に見て、地球規模での人的交流が増え、日本だけでない世界的にみて外国語習得の機運が高まり、いろいろな方法や考え方が次々と導入されました。 音声教授法(Audio Lingual Method) 1940~50年代にFriesやLadoを中心に、アメリカ構造主義言語学と行動主義心理学とを理論的背景として提唱かつ実践されました。アメリカ構造主義言語学の影響を受け、話し言葉が重視され...

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フォニックスのアプローチとは

フォニックスは難しく言えば音響学の意味になりますが、英語で子供に人気のある勉強方法の名称でもあります。簡単に言えば英語の音と文字の関係の規則性を学ぶものです。フォニックスを学ぶことで英語が読めて、英語が書けるようになると言われています。フォネティクス(音声学)の初歩の部分を子供用に簡単に学べるように開発されたものがフォニックスです。 新しい手法に対してフォニックスは伝統的な学習方法と呼ばれる場合もあります。 ...

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第二言語習得理論(SLA)

SLAと言えばクラッシェン(Stephen Krashen)の第二言語習得理論が世界的に有名です。 クラッシェンは5つの仮説を提案しております。 習得-学習仮説  クラッシェンは「習得」と「学習」をはっきり区別しております。コミュニケーション能力は「習得」によって伸びるのであって、話す事だけで話せるようにならないと言っております。英会話学校でネイティブを相手に話す機会を与えるのは、効果的な言語習得とは言え...

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発音診断アプリは使わない

自分で判断しなくても発音診断ソフトでデジタルで判断したらどうかと言うかも知れません。音声学的に言えば、音素を取り出すことができませんので音響的な物理特性は定義できません。日本語でも英語でも「あ」や「A」の音はヘルツでもデシベルでも数値をもっても表現できないのです。 現在の音声認識は多くの音声データとテキストを持つ、事例基盤のシステムです。正しい音素を照合している訳でありません。音声学の音素は概念の音であり、物理...

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英語の音声認識は事例基盤

.私は英語のリスニング力を高める練習をするために、脳で音声をどう認識しているのかに非常に関心がありまして。そのため英語の音声認識のソフトの評価をしていた英語耳の松澤さんの掲示板で音声認識の議論をしました。 そして長い議論の末、2006年に松澤さんは英語の音声認識は英語耳で説明する43の音素ベースの認識でなく、音声の動的変化、つまり音のストリーム・ベースである事を100%認めてくれました。これが音のストリームを普...

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洋画を1,000本見たら

TOEICの高得点者、英検1級取得者でさえ、「映画が聞き取れない」と嘆くことが多いと言います。また、海外に長期滞在している方でも映画のリスニングは半分も理解出来ないと聞きます。それなら洋画をたくさんみたらどうなるのしょうか。 SAIさんという方が英語の発音練習の体験レポートで洋画をたくさん見る学習方法について、リスニングにどう効果が上がるのかを次のように説明しています。これを実現するためにはかなりの情熱が必要で...